シリコンは髪に悪いの?


シャンプーやリンスに配合されているシリコンは、すぐに髪の皮(キューティクル)に吸着します。

コーティングによって、外からの刺激から髪の毛を守り、紫外線などにも強く、日焼けなどが防げます。

静電気を予防したり、髪の毛をサラサラにして柔らかくしてくれて、無駄な摩擦も防げます。

髪のおさまりが良くなり、艶がでます。

シリコンが悪者のように扱われていますが、このような良いことはあります。

ただ、髪をシリコンでコーティングしただけであって、髪のダメージを修復するわけでも、髪を元気にするわけでもありません。

逆にシリコンは、吸着力がとても強いため、髪から剥がれる際にキューティクルを一緒にはがしてしまう場合があります。

ですから、ダメージヘアにシリコンシャンプーを使うと、さらにダメージを深めてしまう可能性もあるということです。

シリコンコーティングによって、パーマがかかりにくくなったり、カラーが染まりにくくなったりもします。

また、このシリコンの吸着力のため、洗っても取れにくく、毛根や頭皮に蓄積していきます。

健やかな髪を育てる毛根や頭皮の健康という意味では、シリコンは少なくとも良いとは言えないでしょう。

育毛剤を使用している人は、シリコンが邪魔をして育毛剤の浸透を妨げてしまう恐れもあります。

ノンシリコンシャンプーを利用すると、本来の髪が露出し、一時的に手触りが悪くなるときがあります。

しかし根気強く使っていると、髪に活力がもどりハリコシがでたり艶がでてきます。

パーマがかかりやすかったりカラーが染まり易くなったりします。

ですから、特にダメージヘアや抜け毛などでお悩みの方は、ノンシリコンシャンプーを試してみるのはいいと思います。